28thはだしのコンサート2023″The Final”～貴方の拾ったゴミが入場券～

これまで27回にわたり開催してきました「はだしのコンサート」。

初回から変わらず「貴方の拾ったゴミが入場券」を合言葉に、京丹後市をはじめ賛同・協賛いただいた企業・個人の皆様に支えて頂きながら「手づくりの環境啓発コンサート」を続けてまいりました。しかしながら、この3年間は新型コロナウィルスの猛威により、コンサート開催を見送ってきましたが、本年6月4日（日）に4年ぶりの「28thはだしのコンサート2023」を開催することに致しました。

今回のアーティストは、秋人さん、ACEさん、アルケミストさん、野田順子さん、伊藤直輝さんのほか、ナホトカ号事故のボランティアをきっかけに生まれた「和太鼓ドン」の皆さんです。彼ら参加アーティストも自然環境への想いを歌に乗せ、私たちの代弁者の役割を担いながら、わずかな謝礼でこのコンサートに参加してくれます。

そして今回も秋人さんの「はだしのコンサート」への参加をきっかけに京都市内で始まった、今回で13回目となる「Live!♪ Do You Kyoto?」（5/28開催）と2週続けての環境コンサートとなります。

今回も、今や全世界における環境問題になってきた「マイクロプラスチックごみ」にスポットを当て、多くの方へその存在と脅威を琴引浜から世界へ発信することを大きな目的にしたいと考えています。今回の新たな試みとして、フードブースにおいて「海と日本PROJECT in京都」様より提供頂くリユース食器を会場で使用し、併せて出店者の皆様には提供資材の持ち帰りの協力をお願いするほか、マイボトルの持参推奨も含め、来場者にも賛同を得たいと思っています。

また、これまでの「はだしのコンサート」の足跡とナホトカ号重油流出事故の教訓や琴引浜の保全・活用の歴史を、未来を生きる若人達に伝えることができればと考えています。島津小学校の子どもたちによるフィナーレ「琴引浜によせて」の合唱をはじめ、丹後緑風高校網野学舎ボランティア部の皆さんによるクリーンアップなどの企画運営や、近隣の中高生有志の皆さんも会場清掃などのイベント運営のお手伝いもしてくれます。

最後に、これまでのようなアーティストが出演するコンサートは、財源などの問題もあり今回をもって終了することになりました。最後となる今回は皆様からの協賛金は募らず、これまで関わって下さった全ての皆様への感謝の気持ちを込めまして、2019年「公益財団法人 京都オムロン地域協力基金」様より頂いた「京都ヒューマン賞」の賞金と行政補助金にて賄う予定です。これまで長らくご支援やご協賛をいただきました企業様や商店様、並びに関係各所様に対しまして改めて感謝致します。

来年以降は、琴引浜の自然保護活動という視点と、地元の子どもたちが環境保全の大切さを学んでいくという2つの要素にフォーカスしながら、何らかの形で皆様にお会い出来たらと考えています。

結びにあたり、最後となる今年のコンサートに対しましても、例年にも増して皆様のご参加・ご協力・ご支援を何卒宜しくお願いいたします。

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